Tagged with 笑顔

  1. 屋根は木の枝を拭いただけのようだし 壁は隙間だらけだし 窓ガラスはないし かなりゴマすりの上手い人でも なかなか 誉めるのが難しい 粗末な小屋の窓から ひょっこりと出てきたのは とびきり上等の 笑顔だった

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  2. 本を読んでいる 大人が多いミャンマーで 女の子も 本を読んでいると 思ったら 漫画だった ページを 穴が空くくらい見詰めては 通りを眺めて ほくそ笑む 女の子は もう漫画の世界の 住人だった 女の子のいる 世界では どん…

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  3. カタカタカタと 足を踏めば シャカシャカシャカと ミシンが動く シャカシャカシャカと ミシンが動けば チャカチャカチャカと 仕事が進む チャカチャカチャカと 仕事が進めば おじさんの顔は ニコニコニコと 笑顔に包まれる …

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  4. 一度思い出したら最後 もう笑いは止まらない 笑っちゃいけないなんて 思えば思うほどに お腹の底から 笑いはこみ上げてきて 瞳と口許からあふれ出んばかり そうして あふれ出でしまった笑いは 電車の中や 町角に潜んで 虎視眈…

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  5. 歩いていると 窓からひょっこり 顔が現れた 口許が緩んだ顔は まるで 僕を 見守ってくれているようだった

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  6. 日焼けしているからか それとも 本当に白いからなのか 分からないけれど ミャンマーのこどもたちの 歯は白く 口から漏れてくる笑い声は 心地よく 響くのだった

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  7. サイカーに乗った笑顔が 走り去る あれよあれよと 去っていく 気がつくと 笑顔は一本道の ずっと先の方だった サイカーは思いの外速く 垣間見た笑顔は 一瞬の幻のようだった

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  8. 路地に一歩 踏み入れると そこには 子どもたちが大勢いた 突如現れた異邦人に 子どもたちはどよめき 好奇心と恐怖心との間でよろめいて 近づいたら逃げるし 引いたら寄ってくる なんだか 笑顔の波打ち際のようだった

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