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  1. 雨が激しく降っていたときには 誰もいなかったのに 雨が上がると どこからともなく 人がわいてくる 雨が降っているときは 一体どこにいたのだろう 町のあちらこちらにある カフェにいたのだろうか 町のあちらこちらにある 香辛…

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  2. 誰もいない路地に 女が腰を下ろしていた ちっちゃな椅子を出して 腰を下ろしていた その様子は フリーマーケットに出店しているみたいだけれど 女の前には何も無い 物乞いのための小皿もない ただ佇んでいるだけ 動かないし 何…

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  3. ロバは何にも言わないけれど ロバは心に仕舞っているけれど ロバは見ている ロバは何にも言わないけれど ロバは言葉にできないけれど ロバは知っている あなたが今日何をしていたかを あなたが誰と何を話していたかを ロバは何に…

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  4. 迷路のような旧市街の路地を歩いていて 壁に描かれた矢印を見つけたとき 僕は少年探偵団の一員になったような気がした 子どもの頃にはなりたくてもなりたくても どんなに切望してもなれなかったのに この年になって突然の加入 意を…

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  5. モロッコの人気スポーツは やはりサッカーだ ボールひとつあれば 子どもたちは走り回る ひとつのボールを巡って 所狭しと走り回る ちゃんとしたグランドなんて 無く立っていいのさ 狭い路地だって 子どもたちには 立派なホーム…

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  6. 本当は 皆と一緒にいたいのに 皆と一緒に群れていたいのに 何の因果かひとりぼっち ひとりの方が気楽だなんて うそぶいたって たまには寂しい時もある 誰かとワイワイしたい時もある それでも ちっぽけなプライドが邪魔をして …

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  7. モロッコの旧市街は どこも路地だらけ もちろん 今も人が住んでいる町だ 路地を歩いていると いろいろな人に出会う 何もせず 油を売っている男たちもいるし 買い物帰りのお母さんもいる カメラを見て 興味津々の人もいれば 僕…

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  8. お母さんが 小さな我が子の手を取り 路地を歩いていた 家にでも帰るのだろう いつも見慣れた景色の中を帰るのだろう 僕にとっては 異国情緒溢れるこの路地も この子にとっては 単なる故郷 僕にとっては 異国情緒溢れるイスラム…

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