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  1. トゥクトゥク

    コロンボの住宅街を 歩いていても 僕の他に 観光客らしき 人には行き当たらず 地元の人が ただただ寛いでいるばかり 彼らは カメラ片手に 史跡名勝でもない街角を ひとり歩いている僕を 興味深そうに 眺めるのだった

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  2. 少年

    コロンボの町で 学校の近くを通るともう大変だ 子どもたちに カメラを携えた姿が見つかると もう大変だ 写真撮れ 写真撮れ 少年が押し寄せてくる 少年たちは シャッター音を耳にするまで 僕にまとわりつく 彼らが 本当に写真…

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  3. 少女

    美人というと 二重瞼の顔を連想するけれど スリランカでは どこもかしこも 二重の瞼で溢れている この国でも 二重は美人の証なのだろうか プチ整形するような人がいるのだろうか

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  4. 喫煙

    蝶のように舞い 蜂のように刺すかのごとく 彼は マッチを擦って 煙草に火をつけた

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  5. 労働者

    運んでも運んでも 荷物は どこからかやってきて 運んでも運んでも 荷物は減らない 日が暮れる頃には 少なくなったように見える 荷物たちも 日が明ける頃には しっかりと また増えているのだ

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  6. 運転手

    スリランカは イギリスの植民地だったこともあって 比較的英語が通じる でも一般市民の母国語は 英語ではないので おじさんが 何を叫んでいるのかは まったくもって 分からなかった

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  7. 運転手

    スリランカの物価は 安いのだけれど 煙草だけはとても高い 一箱の値段は 日本のそれとあまり変わらないくらいだ だから 街角で煙草を吸っている人は あまり見かけないし 僕が煙草を吸っていると みんな くれ、くれと寄ってくる…

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  8. 頭の上

    物を運ぶとき 人はどこで 運ぶのが 一番楽なのだろう その答えは 頭上かもしれない 荷を頭の上に載せ 目をつぶり 無の心になれば 気がついたときには もう運び終わっているかもしれない

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