BOXMAN fotologue

街角で撮影した写真を毎日更新しています
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ホンモノとニセモノ

ストッキング
(写真はクリックすると大きくなります)

ソウルの街には
ホンモノとニセモノが
混在している

街を歩けば
ニセモノの脚が
ホンモノの脚を
数に物を言わせて
睨みつけていた


(写真:韓国 / ソウルの街角で撮影)

韓国語で...

地下鉄
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ソウルの宿は
安宿だった
タプコル公園近くの
ラブホテルのような
安宿だった

部屋に入って
荷物を置いて
一息入れよと
トイレに入り
すっきりしたところで
ひとつの問題が
僕の前に立ち塞がった

レバーを
押しても
水が流れない
押しても押しても
一滴たりとも水が流れない

僕は困り果てた
日本語はもちろんのこと
英語も解さない宿の主人に
どのように
この状況を伝えたらいいのだろうか
どうしたら
この状況を理解してもらえるのだろうか

気分を落ち着かせるために
とりあえず
煙草に火をつけて
「地球の歩き方」を眺めていると
そこには驚くべき
韓国語の例文が載っていた

「トイレが詰まりました」

無事に宿の主人が
現状を理解してくれたのはいうまでもない
しかし
ガイドブックの例文に載っているほど
韓国のトイレは
簡単に詰まるものなのかどうかは
僕には分からない


(写真:韓国 / ソウルの地下鉄で撮影)

20世紀とはトイレ水洗化の世紀でもあった。最も身近な生活設備にもたらされた密やかで偉大なイノベーションを、それに携わった人々の思想や行動とモノづくりの関係のなかで捉え、トイレ工業化の視角から日本近代化の歴史を浮かび上がらせた快作。 (「BOOK」データベースより)

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水原の華城

華城
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水原の華城は
ボロボロになっていた城壁を
見事に復元したらしい

別に
半島の北から
進入してくるかもしれない
将軍様の兵隊に
備えているわけではない

かつては
外敵に備えていた城壁は
今では
世界遺産に指定され
観光客に
この中が観光地ですよ!
と仰々しく教えているに過ぎないのだった


(写真:韓国 / 水原(スウォン)で撮影)

豚の笑顔

豚の笑顔
(写真はクリックすると大きくなります)

むかし
立花隆の「臨死体験」を読んだとき
死後の世界とは
とても
素晴らしい世界ではないかと
思わせるものがあった

キリスト教の世界観を持っている人でも
仏教の世界観を持っている人でも
等しく
死ぬ間際には
向こうに
美しい世界が見えるのだという

でも
ひとつ決定的なことを忘れてはいけない
本に登場する人々は
誰一人として
本当には死んでいないということだ
死にかけたけれども
死ななかった
幸運の持ち主たちの
死後の世界は
凡庸な僕のと
同じとは限らない

それでも
豚の笑顔を見ていると
やっぱり
死後の世界は
何か微笑ましいもののような
気がしてしまう


(写真:韓国 / 慶州(キョンジュ)の市場で撮影)

木々の中の馬車

馬車
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ハフェ・マウルは
李氏朝鮮時代の街並が残っている村だ
村の道は土塀に囲まれ
両班と呼ばれた
特権階級の家々が残っている
長閑な村だ

村の横には河が静かに流れ
田んぼには稲穂が実り
どこからどう見ても
長閑な村だ

しかし
ちょっと気を緩めると
木立の中を馬車が走っている
ベルサイユで走っていそうな馬車が
走っている

韓国の伝統的な村に
思い切り西洋風の馬車
その組み合わせは
ぼんやりしていた僕の目を
醒ますのに
十分なくらい
衝撃的だった


(写真:韓国 / 河回村(ハフェ・マウル)で撮影)

韓国の作法

田んぼ
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ハフェ・マウルで目にした稲穂は
右に行ったり
左に行ったり
僕を惑わすかのように
曲がっていた

韓国も
日本と同じで米が主食の国だが
食事の作法は
ちと違う

スッカラッと呼ばれるスプーンで
ご飯を口に運び
チョッカラと呼ばれる箸で
おかずを口に運び
お皿を持ち上げるのは御法度だ

安食堂で
日本のように
茶碗を持ち上げて
箸でご飯を食べていたら
お店の兄ちゃんに

「ソリャ、チガウ。チガウネー。」

と陽気に窘められた


(写真:韓国 / 河回村(ハフェ・マウル)で撮影)

大笑い

笑う
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村に戻ってきたとき
自分の家に近づいたとき
こんな破顔があったら
ちょっと
嬉しいかもしれない
ちょっと
ほっとするかもしれない
嫌なことがあっても
ちょっと
忘れることができるかもしれない


(写真:韓国 / 安東(アンドン)で撮影)

烏賊釣り漁船

烏賊釣り漁船
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北緯38度線よりも北にある町ソッチョ
北朝鮮に属していたこともあるこの町は
休戦ラインの近くにある
長閑な港町だった

港の近くで佇んでいると
続々と
烏賊釣り漁船が
港へと
帰ってきたのだった

船には
日本のそれと同じように
集魚灯が付いていた
ワサワサと付いていた


(写真:韓国 / 束草(ソッチョ)で撮影)

秘密の園

秘苑
(写真はクリックすると大きくなります)

世界遺産に登録されていようとも
韓国造園技術の極致といわれていようとも
李氏朝鮮時代の王朝庭園で
僕が
もっとも心惹かれたのは
その名前だった

「秘苑」

この名前を耳にして
なんだか
見てはいけないものを
見てしまったような
入ってはいけないところに
入ってしまったような
感じがして
心が小躍りしてしまうのは
僕だけだろうか


(写真:ソウル / 昌徳宮の秘苑で撮影)

3つの建国神話から、古朝鮮の形成、新羅の国土統一、高麗王朝の中央集権的支配、モンゴル帝国の南進、豊臣秀吉の侵略、中国冊封下で爛熟する両班(ヤンバン)支配、開国のウェスタン・インパクト、日韓併合と抵抗まで。周辺の動乱に巻き込まれながらも、ハングルなど独自の文化を保持してきた国。ユーラシア大陸の東端に突き出たこの地に、いかにして歴史が編まれたのか。2000年におよぶ歴史をひもとき、王朝交替のドラマや支配制度の理念、それがやがてはらむ矛盾を見る。地続きに接する中国の影響と圧力をどのように受け止め、海を隔てた日本とはどんな交流と争いがあったのか。半島の朝鮮と島国日本、アジアの二国の違いも見えてくる。(「BOOK」データベースより)

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景福宮の守門将

親子
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王宮の主が
いなくなって
もう100年近く

それでも
誰もいない王宮を
護る人がいた
付け髭をつけて
刃のない刀を手に持って
護る人がいた
暑くても寒くても
じっと
静かに護っている


(写真:ソウル / 景福宮で撮影)

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散歩の記憶

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