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タンポポは
その一本一本が
小宇宙のようで
その一本一本に
無数の命が
あるようで
それをじっとみていると
ふと
宇宙を漂っているような
開放感に包まれた
(写真:東京)

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歌声は飛び立つ
産まれたばかりの
歌声は
とても力強く
とてもしなやかで
産みの親の思いを
しっかりと
抱えて
大空へと飛び立っていくのだ
(写真:東京)
追いかけても
追いかけても
陽炎のように
追いつけなくて
僕の目に映るのは
彼女の背中だけだった
(写真:代々木公園)
極楽浄土に響く音色は
どんなだろう
極楽浄土に漂う薫りは
どんなだろう
お腹も減らず
老いもせず
毎日
毎日
聞き続けたても
飽きないくらい
素晴らしいものだろうか
(写真:柴又・帝釈天)
高円寺にある
とある寺院にいた犬は
行儀が良かった
お互いの死角を
消すかのように
違う方向を眺めつつ
じっと
瞑想していた
(写真:高円寺)
気が付くと
その樹は
周りの誰よりも
大きくなって
誰よりも
空に近くなっていた
空にばかり
気を取られていたら
気が付かなかった
自らの
枝で出来た日陰の中で
繰り広げられる
人間の悲喜こもごもに...
(写真:新宿御苑)
猫は往く
後ろを振り向くこともなく
何も思い残すこともなく
ただ
まっすぐに往くのだ
その先にあるのは
猫バスの停留所かも知れない...
(写真:浜離宮)
葉っぱの落ちた
木々のもとを歩くと
ちょっと寂しい
葉っぱの落ちた
木々のもとを歩くと
待ちこがれる
再生のときがくるのを
待ちこがれる
(写真:新宿御苑)
東京という街には
大勢の人間が住んでいる
公園に行けば
大勢の人間に行き交える
でも
その関係性は希薄で
人々はそれぞれ
無関係に生きているように
見えてしまう
それが都会の
宿痾なのだろうか
(写真:新宿御苑)
公園のベンチって
気持ちいい
冬には冬の景色が
春には春の景色が
夏には夏の景色が
秋には秋の景色が
目の前にゆっくりと
広がっている
春が来たら
また同じベンチにすわってみよう
今日とは
ちがう香りがすると思うのさ
(写真:新宿御苑)