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2006年10月03日

にゃほ、にゃほ

 明日の4日に、サッカーの日本代表が試合をする。相手はアフリカのガーナだ。FIFAランキングでは23位で、日本の47位を大きく上回っている。サッカーの強豪国だ。昔からタレントの宝庫といわれ、アフリカ・チャンピオンを決めるアフリカ・ネーションズカップでも優勝3回、準優勝3回を数えている。選手もフランスのマルセイユでチャンピオンズ・カップ(現チャンピオンズ・リーグ)を制覇するのに貢献したアベディ・ペレなどのタレントを輩出していたのに、意外にもワールドカップに出場したのはこの前のドイツ・ワールドカップが初めてだった。それでもアフリカ勢唯一のベスト16に入るなど、ガーナ・サッカーの強さを見せつけている。

 来日メンバーには、かつてユベントスにいたアッピア(フェネルバフチェ/トルコ)や、エシエン(チェルシー/イングランド)などレギュラークラスが入っていて、2003年に東京の国立競技場で行われたナイジェリア戦のようにはならなそうだ。ナイジェリア戦は酷かった。ナイジェリア代表はほとんどが十代で、レギュラークラスはほとんどいない。ナイジェリアもサッカー強豪国なのだが、選手が控えクラスだと流石に日本も勝てる。確か3−0で完勝したのだった。

 その一方で、オシム・ジャパンはまだ選手の試験段階が続いている。今回もまた初選出選手が何人かいる。千葉のDF水本裕貴、MF山岸智、川崎のMF中村憲剛、そして、G大阪のFW播戸竜二が初招集だ。中でも播戸は今リーグで絶好調なので楽しみだ。

 しかしガーナ戦に当って、残念なことがひとつある。それは海外組がまたしても招集されなかったことではない。大分の梅崎選手が今回は招集されなかったことでもなければ、三都主アレサンドロがまだ招集されることでもない。ニャホ・ニャホ=タマクローが来日しなかったことだ。ニャホ・ニャホ=タマクローはガーナのサッカー協会元会長で、医師でもあり政治家でもあるという人物。でも名前が...。ニャホ・ニャホですよ、ニャホ・ニャホ。しかも政治家でもあるというのだから驚きです。選挙戦で「ニャホ・ニャホが、明るい未来を保証します!」なんて叫んでも、にわかには信じられません。そんな彼は、2005年にサッカー協会の会長職を辞して、今はセルビア大使をしているらしい。残念でなりません。

出版界もちょっとしたオシム・ブームかもしれません...。

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2006年10月02日

思い込み

 イラクの治安が安定しない。ブッシュ大統領が戦闘終結宣言をしたことなどはもう遠い昔。すでに終結宣言後の死者の数が戦争時の死者の数よりも多くなっている。もう自爆テロくらいでは、安藤さんもあまり取り上げてくれない、木村さんも駄洒落にしない。

 自爆テロを実行しているのは、原理主義者のグループだと報道される。そのため日本では原理主義者というと、テロリストとか過激派と思っている人が多いように思う。でも原理主義者という言葉は、そのようなテロリストと同義ではない。もともとは宗教上の原典を絶対視する主張・態度のことを指すだけである。武力を用いたりするような暴力的な意味合い含まれていない。

 イスラム原理主義者というと、決して友達になれなさそうな感じがしてしまうのは、その言葉にテロルの匂いを感じてしまうからだろう。ただイスラム教徒というだけで訝しく見てしまうかもしれない。でもそれは偏見で原理主義者が、全て暴力を肯定しているとは限らないし、イスラム教徒が暴力的だとは限らない。同じ人間だ。実際に暴力を肯定している人々は少数だろう。日本ではイスラム原理主義はおろか、イスラム教を信仰している人々さえも目にすることは少ない。未知のものに対しては恐怖を感じてしまうから、そのような思い込みをしてしまうのも仕方がないのかもしれない。印象はテレビなどのマスコミに作られたイメージによって作られてしまう。

 日本人がイスラム教徒に勝手なイメージをもってしまうのと同じように、中東に住むイスラム教徒もまた日本人に勝手なイメージを持っていたりする。旅をしていて良く言われたのは、「真面目」、「勤勉」ということだった。日本人はよく働く真面目な国民と思われているようだ。多分それはそれほど間違ってはいない。過労死するほど働く国民なんてそうそういない。さらには非西洋の国にもかかわらず発展していることに、畏敬の念を持っていたりする。いずれにせよ、言われた僕も日本人の端くれとして、嬉しいことを言ってくれるのだ。

 しかし、中東の中でもレバノンではちょっと勝手が違う。真面目だとか、勤勉だとか言われるのは他の中東の国と一緒だが、レバノンではそれにもうひとつ言葉が加わるのだ。
 「日本人は勇敢だ。」
最初は何でそのようなことを言われるのか見当がつかなかった。うーん、勇敢....。戦時中の神風特攻隊交代でもあるまいし、僕の日本人というイメージの中に、そのような勇ましいイメージはない。色々と話しているうちに、徐々に「勇敢」のもとが明らかに。日本人と勇敢を結びつけている人は、日本人と日本赤軍を同じだと思っているようなのだ。なぜ勇敢なのかを問うと、「だって、ほら飛行場でユダヤ人を大量に殺しただろ?」なんて答えが平然と返ってくる。どうやら彼らの日本人のイメージはイスラエルのテルアビブ空港で銃を乱射し、無差別殺人を犯した日本赤軍の岡本公三そのものなのだ。岡本公三を一般的な日本人と思ってはいけません。彼は特殊な日本人です...。

オタク的に原理主義のことが分かります。

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2006年10月01日

コンテンツとしての魅力

 ボクシングの亀田一家が元気だ。先日には次男・大毅、自称「難波の弁慶」が試合をした。相手は年齢はいっているものの世界ランカーだった。試合内容は相も変わらず判定による辛勝だった。試合後の弁慶のコメントは強気であったが、試合を見る限りではあまり実力の差はないように思われた。鼻血を出したり、目の上を切ったりと、血まみれになって闘う姿は、弁慶の名に相応しくなく、素人目には勝ったようには見えなかった。

 時折繰り出すパンチはまるで、ミッキーロークのよう。彼のパンチは「ネコ・パンチ」と酷評されていたが、弁慶くんの場合はそのような酷評は無い。その代わり、この前の試合で一番取り上げられたのは試合後の亀田ファン対アンチ亀田の喧嘩であった。

 なんやかんやと言って、実力先行の感は否めない亀田兄弟。テレビ局がバックに付いて、必死で盛り上げている。亀田兄弟の試合は、単なるボクシングの試合ではない。テレビ局にとっては格好の金のなる木で、亀田家にとっては人生の別れ道。今時の言葉で、勝ち組になるか負け組になるのかの別れ道だ。テレビ局は亀田家の企画が外れても、それ以外のコンテンツが当然あるのでリスク・ヘッジされているが、亀田家にそのようなものはない。一応の世界チャンピオンになった長男はおいておいても、そうではない次男と三男がボクシングだけで食べていくことは、これだけマスコミに取り上げられないと難しいだろう。亀田家は一家総出で良くも悪くも常に世の中に話題を提供していかないと食べていけないのではないだろうか。それが出来なくなったとき、亀田家は負け組へと転落する。ガッツ石松などの過去の世界チャンピオンに輝いたボクサーとは根本的にボクサーとしての戦略が異なるのだ。

 そういう意味では、判定に疑惑が付いたり、試合後の喧嘩が取り上げられたりすることは、結局亀田家の利益に繋がっている。アンチ亀田と言っている人も、試合を観に行ったり、テレビでコメントをすることによって亀田家に金をもたらしている。これらが取り上げられなくなったら、困るのは亀田家だ。地味に勝利してもマスコミに提供するコンテンツとしての魅力は上がらない。それよりも疑惑がつくような試合をした方が経済的に合理性がある。そんな生き方は大変だな。頑張れ!亀田三兄弟!テレビなどのマスコミは、金にならないと判断したら、その後の面倒など見てくれないぞ!

僕としては亀田兄弟よりも、カシアス内藤の方に興味があります...

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