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星いくつ?

 イタリアのセリエAでは昔からユニフォームに星を付けるのというのがあった。どのチームでも付けられる訳ではない。星を付けるのにはルールが決まっている。セリエAを10回優勝して初めて星をつけることが許されるのだ。今のところ「ラ・ステッラ」(la stella、イタリア語で「星」)と呼ばれる金色の星の刺繍を付けることが許されているのは27回の優勝を誇るユヴェントス(今シーズンはセリエBですな、ははは)、優勝17回のACミランと優勝14回のインテル・ミラノの3チームだけである。三浦知良選手がプレーしていたこともあるジェノアは、1898年、1899年、1900年、1902年、1903年、1904年、1914/15年、1922/23年、1923/24年と9度優勝しているが、残念ながら1回足りない。今後星をつける可能性はあるのかな。
 先のW杯を見ていたら代表チームも星を付けているのに気がついた。昔のユニフォームには付いていなかったのに、気がついたらブラジルは五つ、ドイツは三つ、イタリアも三つ、アルゼンチンは二つ、イングランドとフランスは一つ付けている。優勝経験のある国はその優勝回数だけの星を付けている。揃いも揃って優勝国が星を付けていたのは何か取り決めが取り交わされたためなのかどうなのかは分からないし、W杯に出場できなかったウルグアイのユニフォームにも星が付いているのかは分からなかった。いずれにせよ、俺たちゃ優勝したことがあるんだぜ、へへ、と何かしらの威厳というか栄華の証をユニフォームに付けたいと思う人がいたのだと思う。なんだか軍服に付けられた勲章のようだ。
 話はそれるが、僕には気になるチームがある。それは昔住んでいたことのあるドイツはデュッセルドルフにあるサッカーチーム、Fortuna Duesseldorfというチームだ。僕が住んでいた80年代は歴としたブンデスリーガのチームであったのに、90年代に入ってからは凋落してしまい、今ではRegionalliga Nordというアマチュアの地域リーグでくすぶっている。そのチームがなんと、新シーズンのユニフォームからエンブレムの上に星を付けているのだ。おお!俺たちゃそんじょそこらのアマチュア・チームとは違うのだぞ!俺たちはドイツ・チャンピオンにも輝いたことのあるチームなのだぞ!突然ユニフォームで自己主張をし始めているのであった。素晴らしい!願わくは早くその自己主張をブンデスリーガの舞台で見てみたいものだ。何せただ1度ドイツ・チャンピオンに輝いたのはナチスが政権を取った1933年のことなのだから...。

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