レバノン
イスラエルがヒズボラに対する地上戦の拡大を閣議決定した。アメリカの後ろ盾があることをいいことに、無茶苦茶なことをする国にもシビリアンコントロールが一応あるらしい。ニュースによると閣議決定の上に、オルメルト首相とペレツ国防相の最終承認が必要となっているが事実上の決定だ。一体イスラエルはどこまでやる気なのだろうか。仮に今回の攻撃でヒズボラの組織を殲滅(イヤな言葉だ)させることが出来たとしても、それはイスラエルにとって一時的な平和しかもたらさないだろう。新たに生み出された憎しみは、暴力の形になって必ずやイスラエルの上に降り掛かるに違いない。
もう六年くらい前のことになるが、レバンのを旅したことがある。首都レバノンには内戦が傷跡が生々しく残っていた。それと同時に内戦時にはグリーンライン(停戦ライン)とされていた地区は再開発が進み、瀟洒な建物が建ち並び、オープンカフェもあったりした。それらも空爆で破壊されてしまったかもしれない。イスラエル軍が侵攻している南部にも足を伸ばした。南部にはスール(ティール、ティルス)という街がある。紀元前11世紀頃には海上貿易で地中海で最も栄えたフェニキア人の都市国家だった。もちろん遺跡も残っている。
「もう空爆も一年以上ないよ。」
そう口々に言っていた町の人たちは今どうしているのだろうか。
(写真は2001年2月にベイルートで撮影したものです)
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