高カロリーだな〜
前のエントリで、ウズベキスタンで氷砂糖をお茶に入れて飲む話を書いた。一杯のお茶がとても高カロリーだったと思う。でも実際に飲んでいる時にはあまり思わなかった。飲んだ時にこりゃ、高カロリーだぜ〜、と思っていたのはイランでの紅茶、チャイだった。
世は健康ブーム。女の子はいつでもダイエットをしている。そんな中、イランでチャイを飲んだ僕は戸惑った。イランではチャイに角砂糖を入れて飲む。正確に言うと角砂糖を口に含んでから、紅茶を飲む。チャイの入っている器に直に砂糖を入れて、溶かすのはイランでは邪道なのだ。器にポトンと砂糖を入れた瞬間にバレてしまう。「ああ、あいつは地元の人間じゃないんだな。よそ者め。」イランでの由緒正しい飲み方は奥歯で角砂糖を挟んでから、口に紅茶を含む。なんだかお湯を飲んでから、カップ麺をバリバリと食べているみたい。角砂糖とチャイは口の中で初めてハーモニーを唱えだすのだ。余談だけどハーモニーという言葉はギリシャの石材建築に関連がある。もともとは石と石をぴたっと張り合わせることを意味していたのだそうだ。そういえば、ギリシャの遺跡は石と石が奇麗に接合されている。その状態がハーモニーらしい。
地元の人に教えてもらい、奥歯に角砂糖を挟んでからチャイを口にする。これがなかなか難しい。奥歯に挟んだ角砂糖は、ひと啜りのチャイであっという間に原型を失い、無くなってしまう。たったひと啜りで...。ビギナーである僕は、ひと啜りする度に角砂糖ひとつを奥歯に挟まなければいけないのだ。なんとも高カロリーではないか。地元の人たちはどうやらひとつの角砂糖で長い時間を楽しんでいるよう。むむ、負けられない。そういきり立った僕は何度も何度もチャレンジするが、その意気込みもあっという間に溶けてしまう角砂糖には歯が立たなかったのだ。
それにしても中東の国々では、表立ってアルコールを飲めないせいか、大の大人も甘いものが大好きです。
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